「豊かに生きる」

「豊かさ」とは何なのか?大学時代に初めてそのことを学んで時々考えることがあります。

 

飽食や過度なサービス、物欲にはキリがなく求めれば求めるほどに社会は応えようとします。

最近はそんな風潮も少し落ち着き、持続可能な形が日々考案されてます。

良い傾向だと思います。

 

私なりの答えになりますが、

「豊かさ」を感じる一つは食文化だと思います。みんな美味しいものは好きですよね。

素晴らしい食文化に出逢う機会があること、これはとても重要なことだと考えます。

そこで当店が提供できるお客様への「豊かさ」は3つあります。

 

①美味しいお酒を楽しむ

 

かなり大げさに言いますが、お酒は人間の文化の極みです。

 

お酒の原料はほとんどが、穀物や果物など農産物から出来ています。

本来生きるために食べていた人間が余った農作物を醸し、当初は儀式や宗教的な意味合いもあったかもですが結果自らが楽しむものを造りだす。

 

製法も様々でそこにはたくさんの偶然や好奇心、研究があったに違いありません。

そしてそういったものが世界中にそれぞれ風味や味わいを

変え受け継がれて歴史の結晶という形になってます。

 

さらに現在は望めばその全てを味わうことすらできる。これってすごいことですよね。

農耕のはじまりからグローバル化まで人間史のすべてを総動員することで

今日の目の前のグラスの1杯につながっていると思うとゾクゾクしますよね。

 

 

 

②地元の美味しいを知ってもらう

 

世界中の美味しいお酒が各地の風土や文化に育まれてきたように、

ここ宮崎にも素晴らしい「食」の魅力があります。

 

まずは出逢いからつながった生産者の魅力と作品を世界中に方に楽しんでいただきたい。

そんな活動が出来たら素敵だなと考えて宮崎の魅力を紹介させていただきます。

 

 

③非常時の救いの中にも豊かさと希望を

 

災害大国日本。

まだ記憶に新しい、東日本や熊本の大地震がありました。

南国宮崎では台風の影響などいつ何が起こるかは誰にも分りません。

 

「備えよ常に」と防災意識を高め備える必要があります。

 

そんな非常食も立派な食文化です。

贅沢しろとは言いませんが、非常時に耐え続けている中で食事だけは、

今の辛さを一瞬忘れるような非常時の中の「日常」が、

今頑張って、またみんなで食卓で食卓を囲むイメージを与えてくれて

明日への希望になると思いそんな非常食をご紹介出来たらと考えます。